coming sooooon

好きなだけアイドルを語る すき:NU'EST、PENTAGON、NIK、ASTRO、B.I.G

推しの名前を背負うということ。

 

 やあ皆さん。色々書きかけのおじさんです。
 桜も散り、新緑が街を包みつつある今。不安定な気候につられて気持ちも揺さぶられがちになってしまう不思議な季節、皆さんいかがお過ごしかな?

 

 まず懺悔。ふええ…ごめんなさ…NIKのライブレポあと一記事で終わるんです…なのに時間かかって申し訳ないです…必ず完走しますので、どうかお許しください…。
 いや、だってね…本当に色々(二度目)考えることが増えてしまって、思うように筆が進まなくなってしまいまして…。まさか自分がこうなってしまうだなんて思わなんだよ。この約一か月間、色々(三度目)な、本当に色々(四度目)な出来事がありました。NIKのライブレポは後々に頑張って完成させるといたしまして、今回はその色々(五度目)の中のひとつ、人のモラルの話をしようと思います。

 

 

推しの名前を背負うということ。」

 

 

 今回のお話は、常識やマナーで縛ることのできない人のモラルの話。

 

 この"モラル"という言葉は非常に取り扱いが難しいとおじさんは思っています。
人は千差万別、感じ方も何もかも全て違います。「この人は間違っている」「この人は合っている」こんな風に言い切れるようなハッキリとした正解があるようなものでもないと思っています。

 

 ただおじさんは今回とあるライブに参加したことにより、マナーというには満たない、モラルのない言動に触れて物凄く考えさせられました。皆さんにも共有させてください。これを読んだ方がどう感じるかはお任せします。でも誰かしらの、何かしらに響くことがあればいいな(ふんわり)。何か考える機会になればいいなと思います。

 

 そしていつか、皆がモラルを持って接することのできる、配慮のある素敵な現場を作り上げるキッカケになればと思います。

 

 ……とは思っているのですが、こういったお話が苦手な方は閲覧しないことをおすすめいたします。以下はおじさんの実体験をもとに、出来たらやめてほしいなぁ、心がけて欲しいなぁと思う事を書いていきますので、閲覧は自己責任でお願いいたします。

 

【モラル】とは
モラルとは、倫理や道徳意識という意味である。 わかりやすく言うと、日常生活に即した道徳的に正しい行動のことで、世代や状況によって変化するマナーとは異なる、普遍的な基準ということである。 法的な根拠を持たない、道徳的、倫理的な基準である。

 

 

*+*

 

 

 SNSというものが普及してからかなりの時が経った令和の時代。
 人にはそれぞれ向き不向きというものがございますから、SNSの使い方が上手だったりそうでなかったり、あんまり気にしないタイプから気にするタイプまでまさに千差万別。自己責任でSNSを楽しみ、それぞれが「自衛する」というワードがかなり広まりつつあるご時世だと思います。

 

 自己責任。大事ですね、自衛。
 嫌なら見るな、やるな。

 

 おじさんも同意見です。おじさんも物凄く自衛するタイプだから。平和主義者だし。ケンカ嫌いだし。こわいし。弱虫だし。泣き虫だし。だから、嫌だから見ないし、嫌だからやりません。だからといって「見たくない」と思う人々が隅に追いやられてしまうのはなんだか悔しいものがありますが。その場合の対処法は分かりません。役立たずですみません。有識者の方がいらっしゃいましたら金一封を差し上…げるかは分かりませんが、おじさんにご教示頂けますと幸いです。
 まあ、というように人それぞれSNSの使い方があって、自衛の仕方があって…。SNSはかなり自由な世界です。顔も名前も何もかも隠した状態ですと、人というものは謎に強くあれるものです。それは時に人を勇気づけ、時に人を傷つけ。使い方によっては剣にも盾にも、薬にも爆弾にもなりますね。だからこそ「自己責任」。何があってもその言葉がついてくるようになりますね。

 

 ああーまーた最初が長くなってしまいましたが。先日、おじさんの好きなアイドルグループの公演があり、おじさんも遊びに行きました。
 そんな自由なSNSが普及した今、現代、その会場で、耳を疑う言葉がいろんなところから複数聞こえてきました。

 

 

「〇〇にしか興味ないから後のメンバーの名前知らないやww」


「△△メンバーに本当に興味湧かないんだよね~◎◎だけでいいのに」


「◇◇が本当に嫌い」


「◆◆って需要あるの?ファンいるの?」


「●●メンバーって**だし、足引っ張ってるよね!」

 

 

 おじさん、めちゃくちゃ振り返った。そんで顔だけ見た。勿論知らない人です。でも当の方々は何の悪気も無く、なんでもない日常会話のようにそんな言葉を話しているんです。信じられますか?信じられませんね。おじさんも本当に耳を疑いました。

 

 でもね、ご本人は恐らく気付いてないんです。周りに聞こえてる事に。「盗み聞きしてんじゃねえよ」と思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、そうじゃないんです。話されてるご本人は多分気付いてないんですけど…、声、大きいんですよ…ほんまに…。聞きたくなくても耳に入ってくるんです。
 おじさんは基本的に独りぼっちなので(寂しい奴ですので)待機時間などは会話する相手がいません。でもライブが始まるまでの独特な空気、アイドルが登場するまでの高揚感、期待に胸を躍らせながら今か今かと待っている時間が好きで、あえて一人の空気感を楽しんでいたりする変人です。認めます、すみません変人です。


 しかしそんな神聖な空間にふと入ってくるのです。そんな方々の声が。

 

 前述しましたが、おじさんはSNSは基本的に「自衛タイプ」です。
 見たくないものは見ません。Twitterなんかも、嫌なものを見る率が高いのでタイムラインを見ることは本当に少ないです。主に公式からの通知や皆さんからのリプライ・DM、また自分が気になったものを調べる時に開いたりとかね、基本そういう感じなんですよ。
 だから不意にパッと開いた瞬間のタイムラインのトップに見たくない何かが映っているとめちゃくちゃショックを受けることもありますが、だからといってその人に何か物申す!だとかブロックするだのミュートするだの、そういうのはしません。

 

 SNSはそういう場所だと思っているからです。本音言うと角が立つのが嫌だから。色んな人の意見が行き交う場所。正解も不正解もない。ただ、それに賛同する人と、反発する人と、気にしなーいとスルーする人、ひどく拒否反応を起こす人がいる、というだけで。おじさんは人から意見や考え方を押し付けられるのが大嫌いなので、おじさんも人に押し付けることは絶対にしません。だからこその「自衛タイプ」です。

 

 なので余計に驚きました。リアルという、自衛するのに難しい場所でそんな発言を平然と、誰が聞いてるかもわからない場所で悪気なく言えてしまう人がいることに。
 それと同時に思いついたことがあります。この場所は、この人たちにとったら"SNSの延長線上"なのかもしれない。目の前にいるのは血の通った、心のある人間ではなく、SNSでつながったいつもの仲間たちだけ。あとは有象無象。いつもの仲間たちと、いつものようにいつもの話をして、共通の好きな人たちを見に来ている。ただそれだけ。ネット上ではなくそれが、現実世界になっただけ。

 

 ただそれだけ。

 

 もしこのおじさんの凄く悲しい推察が合っているのであれば、気付いて欲しいなあと思ってしまいました。ここはネット上ではなく、現実の世界なのだと。
 聞こえてきた時はどうしようかと思いました。この人たち、もしおじさんがその言われている誰かの血縁者だったとしたらどう思うんだろう。自分の肉親が「名前知らない」「興味もない」「嫌い」「必要ない」そんな風に言われつつ別のメンバーを見に来てるだなんて知ったら。そうじゃなくてもその推し=その人のようなファンというのが固定されてしまうよね。それが俗にいう「〇〇のファンは治安悪いよね~」につながるのだとしたら…。本当に惜しい事をしているなと思います。

 

 まさかライブ会場に来てまでSNSでの見たくない発言」を体験するとは思わなかったし、まさかそんなことをあたかも何でもないかのように声に出して発言している人たちがいるとは思わなかった。
 しかももっと驚きなのはそういう事をする人たちは子供じゃなく、大人なんです。おじさんよりも人生を知り尽くした先輩方のような年齢の方たちもいるもんだから本当にびっくりです。

 

 そんでここでまた一つ、金田一一並みに鋭いおじさんは(嘘ですごめんなさい)嫌なことを考えてしまった。
 おじさんはまたまた前述したとおり自衛タイプなので余計なものは見ません。だから今まで誰のファンが何を言おうとおじさんの目には入ってこなかったので、いわゆる…うーん、害悪?と言われる人たちのように言動が目に余る方がいるのは話にしか聞いておらず直接見たことは一度もありませんでした。本当です。人の話では聞いてきましたけどね!

 

 そこで思った。
 そうかぁ………。今の時代、エゴサ―チをしない活動者は殆どいない。ということは、おじさんが好きなアイドルたちも自分の名前やグループ名で検索するし、ツイートも見るし、時間があればよく呟いているファンのプロフィールだって見ているだろう。あーこの人この間もコメントしてくれたな、とか。この人この間サイン会に来てくれた人だな、とか。このプレゼントはこの人がくれたものだったのか~とか、こんな素敵な写真撮ってくれてるんだな~とか。あのイベント行ってくれたんだなとか…次のライブは来てくれるんだなとか……。はあ、話してて涙が出てきました。こんな風に、アイドルはアイドルなりにちゃんと見ていると思うんです。

 

 

 そこに

 

 

「〇〇にしか興味ないから後のメンバーの名前知らないやww」

 

「△△メンバーに本当に興味湧かないんだよね~◎◎だけでいいのに」

 

「◇◇が本当に嫌い」

 

「◆◆って需要あるの?ファンいるの?」

 

「●●メンバーって**だし、足引っ張ってるよね!」

 

 

 こんな言葉たちがふと、目に入ってきたとしたら。

 

 

 あーーーーーー彼らの事が大好きなおじさんでさえこんっっっっっっなに悲しい気持ちになるのに。当事者の彼らはどんっっっっっっだけ悲しい気持ちになるのだろう。またその彼らを裏で支える家族や友人、会社の大人たち、その他のかかわる人たち…。こんなにつらい思いしてんのかぁ~~~~~~~~~~~ってめーーーーーーーーーーーーーーーーーーーちゃくちゃ、しんどくなりました。

 

 

 確実に見ている。見ています。アイドルは、自分の名前を掲げて応援してくれている【であろう】ファンたちを。

 

 またそれに伴い他のファンの方々も、勿論同じファンの方々も見ています。
 皆さんも経験があるのではないでしょうか。変な事を言っている人、または言ってきた人、話題の人、その人が推しがいるオタクだったら「〇〇推しの人」「〇〇ファン/ペンの人」と言ったことが。
 【〇〇というアイドルを推している〇〇さんがこんなことを言っていた】⇒【〇〇ファンがこんなことを言っていた】⇒【〇〇ファンが悪口言ってた】
 こんな風に変化していく図って珍しいものじゃないとおもいます。

 

 いやもちろんそこで「ふへへ私のツイートを見て嫌な気持ちになればいいそしてあなたの心を一瞬でも私に染めてしまえたのならそれは卍卍卍卍」「今に見てろ私の力をもってして悪い評判流してやるぜえ!!!!!」みたいなことを考えて意図的に、または覚悟を持って発信していらっしゃる方だったら問題はなく…はないと思うけど今回の話には当てはまらないと思いますが…

 

 今回おじさんがこの話をしたいのは、「悪意なく悪意を振りまいている」方々に対してです。
 誰も見ていない、誰も聞いていない。だったらいいだろう。そりゃそうです。だったらいいですよ。本当に誰も見れず聞こえないところであれば。


 でも今回は違いました。並ぶ列。座る席。家を出たらもう【外】です。これはオタクの話に限らず日常生活や社会にも通ずる話ですよね。公共機関はみんなのもの。譲り合って使いましょう。それと同じです。少しだけ、周囲に配慮していただくだけで、防げることだとは思いませんか。

 

 "推しの名前を背負うということ。それは、責任を伴うということ。"

 

 誰かを推している、そう公言するということは、責任が伴う事です。
 一人一人の言動がアイドルの株をあげることになる一方、アイドルの顔に泥を塗ることにもなりかねない事に、早く気付いて欲しいなぁ。

 

 どうか自分の好きな人にまで嫌われないようにしてほしいなぁ。

 

 もちろん究極言えばこれらは犯罪でもなんでもないし捕まりもしない、ただのモラルの話なのですが。
 でも確実に言えるのは、おじさんはこれらの発言をした人たちの顔を覚えているということ。名前も知りません。どこの誰だかも分かりません。SNS上でなんというお名前で誰のファンをされているのかも何も分かりません。でも、今後現場でお見掛けした時に「配慮の足りない人だ」と毎度毎度思い出してしまうだろうという事。
 おじさんの脳みその容量をそんなマイナスな方面に使用させやがって…という憎しみの気持ちが少なからずあるのですが、知らない誰かからそんなこえー気持ち向けられてるって考えたら怖くね?こわ。我ながらこわ。いや何もしないけどさ…おじさん善良な人間だから…。

 

 

 色々言ったけどさ。そんな声が聞こえてくるようになってしまったのは決して大きくない会場での事だったからだろうとも思う。誰が好きで誰が嫌い、そんな風に区別されるようにになったのは公式として〇メンバー〇メンバーなんて区切りをしてしまったが故の代償でもあるとも思う。区切るなよ。区切られたらそりゃ比べるだろ。

 

 

 難しいですね。本当に。何が悪い、何が良い。何とも言えねえや!!!!


 だからこそ一人一人が意識する必要があるのだと思います。
 変化は悪い事ではないけれど、時として悪い方に働くこともある。


 痛感した一ヶ月でした。

 

 

*+*

 

 

 最後にもうひと…………いくつか言わせてください。

 

 前述したとおり。アイドルたちは、見ていますよ。
 アイドルは人間で、言うなればプロの客商売。一人一人の目をしっかり見て名前を覚え、誰がこんな話をした、これは誰がくれたなど、勿論カンペキではありませんが大半のことをしっかり覚えていてくれるスペシャリストたちです。自分の感情を押し込めて周囲に求められるものを見せることができるし、感情や表情の管理も上手です。
 だから人間観察が上手いし、心の機微にもすぐ気付く。嫌な顔より笑顔が得意。ちゃんと見てるのに何も気付かないバカな振りだってできます。

 

 アイドルは、本当にとても賢いです。マナー違反するファンも、配慮のないファンも。ネット上だってリアルでだって、全部みんな見えていますし、分かっていますよ。

 

 推しに嫌われる前に。一歩立ち止まって推し活!
 一人一人が意識を高めることで、一人一人が心から楽しめる、そんな現場を作ることができたらいいですよね。

 

 おじさんのように「もう二度と行きたくない」、そう思う人たちをこれ以上作らないために。

 

 まあ色々言いましたが人の発言を制限する権利は誰にもありません。だから別におじさんに反発する人がいたって全く不思議じゃありません。でもその反対に、その場に居合わせた人の気持ちを汚す権利も誰にもないということも分かってほしい。

 

 お互いにお互いを配慮しあって、ここには心のある"人間"しかいないのだということを理解してくれる人が増えたら…それはとてもありがたい事だなぁと……

 

 

 春の終わりに、おじさんは思いました。

 

 

 弱虫で泣き虫なおじさんが勇気を出して書きました。この広い世界の誰か一人にでもこの気持ちが届けばそれで万々歳です。書いた意味がありました。めちゃくちゃ膝がくがくして怯えてるけどね。怖いよそりゃ。平和主義者だし泣き虫だし弱虫だし………いつも公開前に記事チェックしてくれてる友達が呆れる程強制的に背中押させたりしましたし………

 

 

 ただただ、決して安くはないお金を払って折角エンターテインメントを楽しむために来ている皆が皆、「来てよかった!!!!」…そう思える、推しとの楽しい時間を過ごすことができたら。そう願わずにはいられません。その感情に水を差していいのは推しだけなんだよ。

 

 おじさんはオタクだから。オタクが大好き。オタクは経済を回してる。ありがとう。どうせなら楽しく経済回してほしい。オタクに幸あれ。あとアイドルの皆さん。尊敬しています。いつかステージで会いましょう。

 

 

 

 あとね、公演中興味ないときは携帯いじって煌々と辺りを照らすのだけはやめてほしいな………わしの隣に座ってた…割とお年を召した女性…最後列だからってだめだとおもうの……。撮った写真チェックは公演後にしてね…。

 

 

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