こんばんは、おじさんです。
絶賛PENTAGONがカムバ中でユニボスでさえも目が回る程の大量供給に当の彼らは寝る時間も惜しんで活動しているのだろうという事が容易に想像できる毎日で心配になりつつも”同じ時間軸を同じ空の下で生きている"というのを実感させてくれることに感謝する日々を送っておりますが皆様も同じようにお過ごしということで良いですね。(ここまで一息)
カムバ中ですからタイトル曲の話しろよとかカップリングについて触れろよとかあると思いますしおじさんもそう思うんですけど、今はまだユニボスたちがそれぞれ曲を楽しんで色々な解釈や裏側に秘められた気持ちを汲み取る大事なたごにとの時間だと思っているので、おじさんは昔を振り返る古臭クソジジイに成り下がろうと思います。まあそんな昔ではないんですけども。
タイトルにある通り、今日はおじさんがPENTAGONの曲の中で1番好きな「HAPPINESS」と韓国語Ver.「도망가자」、そしてそれを作ったキノちゃんについて、おじさんの気持ちをだだーーっと垂れ流したいと思います。
解釈違いが苦手な方は読まないことをおすすめします…すみません。
ただ本当に気持ちを垂れ流すだけなので、文章として成り立ってないかもなぁ。気持ちのままに書きます。いや、本当にあふれ出しちゃって大変なんです。キノちゃんのおかげで。
事の発端は仕事中のこと。おじさん専用プレイリストから流れる音楽に合わせて軽快にケツを振り乱しながら仕事を順調にこなしていたおじさんだったのですが、不意に流れてきた"도망가자”におじさんのメンタルは突如として崩壊。その場に膝から崩れ落ちその場に居合わせた世界一不幸な方が心配して下さりビスコを頂いた事から始まります。ビスコ関係ねえな。発酵バターの美味しいやつだったよ。
いやあのね…あの。前回のたごにカムバしますよ記事でもちょびっと書いたんですが、この曲は天才マンネラインの一人・キノちゃんが作った曲なのですがまず最初に韓国語で書き上げたものを大人の事情で日本語で発表することになったので、雰囲気とテーマはそのままに当初の内容(韓国語)とは違う作品(日本語)に仕上げたと言っていたんですよ。
前回記事でも本当は触れたかったんですがHAPPINESS/도망가자だけ長ったらしく語るのも嫌だったので書きませんでした。でもでも書きたくて仕方なくて結局単独記事を書いてしまうくらいには初めてタイトルを見た時に既におじさんはエモさで死ぬところだったんですよ。だって日本語Ver.のタイトルが「HAPPINESS」で…?韓国語Ver.タイトルが「도망가자」……?は……?wwwwww
「幸せ(HAPPINESS)」 と 「逃げ出そう(도망가자)」
普通に考えて共存できないタイトルが共存してておじさん目が吹き飛んだ。ごめんそれは嘘。いやでも吹き飛びそうになる気持ち伝わるでしょう?
キノちゃんが書き上げた「도망가자」。日本語Ver.の「HAPPINESS」が先に発表されたこともあって、「도망가자」を聴く頃には「HAPPINESS」の幸せ満開HAPPYオーラ全開みたいなイメージが定着していたと思います。「HAPPINESS」のMVも上手くいかない仕事にうんざりしていたら楽園のような場所にいつの間にかワープしていて、うわー!夏だー!海だー!楽しいー!気持ちいー!と遊びまくるたごに達、夢か現か、オフィスにいつの間にか戻ってきていたたごには仕事なんてほっぽりだして遊ぼうぜー!ってオフィスひっちゃかめっちゃかにして終わるっていうHAPPY度高いものに仕上がっています。
なのになぜ、韓国語Ver.は「도망가자」…なのか。
……そこでおじさんはピンと来てしまった。「雰囲気とテーマはそのままに」「全く違う内容の歌詞」……以前キノちゃんは、「最近書いてる曲のうち、3曲が幸せについての曲」とVライブで言っていて、恐らくこれがそのうちの1曲だと思われるのですが(ほかの2曲についてもいつかしっかり語りたい)、このVライブでキノちゃんが話していた「幸せ」について。これがまた、HAPPY全開じゃなかったのが凄く印象的でした。
なぜ人は幸せになろうとするんだろう?とか、痛みがあるから幸せを感じるんだと知ったとか、どれだけしんどくてもつらくても、それを打ち勝つことでより幸せになれるんだと思う、とか。自分は今こんなに幸せなんだけど、幸せについてこんな風に考えてるよって言ってたキノちゃん。その表情はホントにすっきりしていたんですが、話してる内容が本当に物騒っていうか、めちゃくちゃネガティブな事までしっかり考えてるんだなと感じるのと同時に、キノちゃんにとっての"幸せ"って、こんなに複雑な感情が混ざってるんだ…と知った瞬間、"幸せについて書いた3曲"が全て幸せ満開じゃなく、切なさとどこか悲しさを帯びた曲なのが凄く腑に落ちました。
キノちゃんは"幸せ"にこだわるのではなく、"幸せになる過程"にこだわりがあるのだと。たとえ歩む道が全て"明るくなかった"としても、最後に待っているのが"幸せ"なのであれば、その過程すらも"美しいもの"になるのだと。
幸せを"願う"のではなく、そのために"努力をする"のではなく、"夢見る"のでも何でもない。
ただキノちゃんは、PENTAGONは、おじさん達に優しく手を差し伸べて笑って、
"幸せになるために、逃げ出そう"
って言ってくる歌。
あまり披露されない韓国語Ver.
レアなステージを翻訳して載せてくださっている方がいるのでご紹介させていただきます。
"우리 행복할 수 있을까? 아니 행복할 수 있을 거야."
(僕ら幸せになれるかな?…いや、幸せになれるさ)
まるで独り言のような歌い出しで始まるこの歌。
でもこのパートを担当しているキノちゃんはとんでもなく穏やかな笑顔で。
"幸せになれる場所まで一緒に逃げ出そう"
"全部捨てて、もう悩まずに、何もないところに逃げよう"
"星が落ちる場所まで逃げよう"
とっても楽しそうで嬉しそうな曲調で、たごに達はみんな幸せそうに笑ってパフォーマンスしているのに、幸せになるために"全部捨てて逃げようよ"…ってなんかもう。
違うかもしれないけど、キノちゃんが幸せについて考えたときに、もういっそ全部捨てて逃げてしまった方が幸せなんじゃないか、…って一度でも考えてしまった事があるのかもしれないって思ったら、凄く胸が苦しくなった。
君がいないと僕はエンジンみたいにストップするんだ、ユニボスが必要だ、だから一緒に、永遠にともに過ごせる場所に逃げようって。何もない場所、誰も知らない場所まで行こう…って。花で覆われた場所に連れて行ってあげるから…って。ユウトのラップパートの歌詞もシンドォォォイ
いやごめんなさい本当に、いまや大人気1位歌手のPENTAGONの過去を掘り下げるなんてそんな野暮な事をしてはいけないのは分かっていますでもでもね、彼らは過去があるからこそ今が美しくて輝かしいのであって、酸いも甘いも知っているからこその今の深みなのであって、どうしてもどうしても思い出して触れたいものなので許してほしいのですが、
自分たちが目指している先輩アイドルたちは当たり前のようにかっさらっていく"1位"。話題になり、実力にあふれた後輩新人アイドルたちも当たり前のようにデビュー数か月、いや数日なんかで"1位"を獲っていく。その中で期待された時期ですらも"1位"を逃し、それだけが全てではないとわかってはいつつも、箔が付く"1位歌手"という称号、"〇〇番組で何週連続1位獲得"という誇らしい見出し、これらに憧れない歌手なんて、アイドルなんて存在しない。例にもれず彼らもそうだったと思う。
そればかりを考えて苦しいのであれば、愛する人たちや愛してくれる人たちを悲しませるのであれば、だったらいっそ、そんなものからは逃げてしまおうと。ユニボスがいれば僕らは何もいらない、目に見える評価じゃなくて、今目の前で自分たちを欲してくれる人とずっと一緒にいることができれば、それだけで幸せなんじゃないか。一瞬でもそう、よぎった時があるのかもしれない。
勝手な想像なんですが、それらを踏まえたうえでやっぱり"도망가자"を見返すと。。。。
本当にごめんなさい本当にごめんなさい先に沢山謝っておくけどおじさんにはこれ、
ユニボスとの心中の歌にしか聴こえなくて。。。
草
過去作を思い返しても、"別れ"と"美しさ"っていう対極してそうなワードを重ねて曲作ったり、「赤と青っていう相対するものが混ざった紫色が一番好き(超意訳)」っていう素でエモいこと言ってくるキノちゃんですから、ね、おじさん達一般人が考える"幸せ"とは絶対に交わらないであろうネガティブワードを重ねて曲作ったんかなぁ、とか考えちゃって、時々キノちゃんの精神が心配になるっていうかさ…
最近入れたタトゥーの事だってそう、自分がタトゥーはいれないよってずっと言ってきたから、急に入れたらユニボスが心配するんじゃないか、僕のせいで傷付いたんじゃないか、そんな事を考えて凄く真剣な顔で優しい言葉を選んで"父親の許可も取って、自分にとって特別なものを刻んだ"と説明してくれたキノちゃん。キノちゃんのタトゥーにさえ、やっぱり傍にユニボスはいて。
こんなにファンを大事に想って考えて、自分の身体に刻んでも恥ずかしくないと思えるほどに愛してくれる人はいるのだろうか。キノちゃん、なんだろう、なんか。おじさんはもう今これ打ってて泣いてますありがとう。
楽しそうに心中するといえばおじさんは「平成狸合戦ぽんぽこ」の宝船を思い出します。すみません。意味は全然違うのに。すみません。
お花が好きで、紫色が好きで、夕方の空が好きで、読書と映画鑑賞が好きで、絵を描くのも好きで。本名の"カン・ヒョング(Kang Hyung Gu)の頭文字、出身地"韓国(Korea)"の「K」と、"革新"を意味する英語"Innovation"の一部を融合させて作られたという"キノ(Kino)"という芸名。嘘かと思うほど作りこまれた設定のような本当のプロフィール。
誰よりも純粋で、誰よりも誠実で、誰よりも清らかなキノちゃん。君の生み出す"KINNOVATION"な音楽に魅了されたおじさんがまた一人ここに爆誕。
余談ですが、キノちゃんが自作曲を公開しているSOUNDCLOUDのアカウントをご紹介します。心洗われますよ。
おじさん、事あるごとに"PENTAGONで一番好きな曲は何ですか?"と聞かれると必ず"HAPPINESS"と応えているのですが。見当違いかもしれませんが、この、おじさん的に"HAPPINESS"と"도망가자"、同じ曲なのに相反しているような歌詞がどうしても忘れられなくて、どうしてもここに"Kinovation"を感じずにはいられなくて、今回掘り下げてしまったというわけですね。
だからこそ、キノちゃんは今、PENTAGONは今、今、本当に今この瞬間、幸せなんだろうかと、過ってしまう。この歌を"いい曲だね"といって楽しそうに歌うたごに皆が、存在しうるか疑ってしまうほど儚い存在におもえてくる。この忙しいカムバ期が終われば、彼らも一時的な休息に入ることは分かっている。むしろ休んでほしい。今頑張った分、しっかり休んで次に備えてほしい。そんな気持ちもあるけれど、でも何かを成し得た瞬間、思い出だけを残して消えてしまうような気もする。
いつも、"도망가자"を聴くと、必ず考えてしまう。
そんなおじさんのぼやき。